床暖房施工の手順と要領
1 施工前の点検
  (1) ペース層のレベル・凹凸などを調べ、問題があれば修正します。
  (2) 壁貫通部の位置・大きさ等を確認します。
  (3) ヘッダーの位置・設置状況・エア抜き位置等の確認をします。
  (4) 床配管と給排水や電線管との取り合いは問題ないか調べます。
2 防水シートの敷設
  防水シートを敷設する場合は、端面を重ね合わせ、接着テープ等で止めます。
3 断熱材の敷設
断熱材を敷設する場合は、隙間なく敷き詰め、断熱材どうしを接着テープ等で所々固定
します。
4 墨出し
施工に先立って作成されている配管施工図にしたがって、建築基準墨から墨出しします。
5 溶接金網の敷設
固定用に、溶接金網を敷きます。溶接金網は線径4mmで、パイプピッチにより網目100×100mmあるいは150×150mmのものを使用します。金網どうしは結束線で固定します。
6 架橋ポリエチレン管の配管
(1)  架橋ポリエチレン管がねじれないように配管します。
(コイルを転がしながら配管するか、回転治具に架橋ポリエチレン管を取り付け、引き出すようにして配管します。)
(2)  曲げ部分
架橋ポリエチレン管が座屈しないよう、丁寧に曲げ半径を大きくとって曲げます。曲げは冷間手曲げで行えますが、ドラム等に添わせて曲げるとさらに確実に行えます。
曲げ半径は、13Aで100〜150mm、16Aで150〜200mmとします。
なお、曲げ部には架橋ポリエチレン管の伸縮用の保護(緩衝材等)は必要ありません。
(3)  架橋ポリエチレン管の固定
溶接金網に架橋ポリエチレン管を結束線で固定します。
固定ピッチは直線部分で600〜800mm、曲線部分で100〜150mm程度とします。結束は締め過ぎて凹みや傷ができないように注意してください。
7 ヘッダーへの取付
  (1)  カッターで架橋ポリエチレン管を切断します。
  切断に際しては、断面が直角となるように注意して切断してください。
  (2)架橋ポリエチレン管外側に「袋ナット」と「リング」を通し、架橋ポリエチレン管内側
  に「インコア」を差し込んだ後、「袋ナット」を本体に締めつけます。
8 圧力テスト
(1) ヘッダーへ架橋ポリエチレン管を取付け完了後、各回路のバルブを操作して完全にエアを抜きます。水の流速を0.5m/sec以上にするとエアは簡単に抜けます。その様子は半透明の架橋ポリエチレン管の管壁を通して容易に見えますので、よく確認してください。
(2) 全回路の通水完了後0.3〜0.5
MPa (3〜5kgf/cm2)で圧力テストを行い、そのままコンクリート打設完了まで加圧しておきます。
(途中、パイプの膨張により、圧力値が落ちますので所定の圧力値まで加圧して戻してください。)
9 コンクリート打設
(1) 架橋ポリエチレン管はプラスチックチューブのため、コンクリート打設時に潰したり、傷つけたりすることのないよう生コン業者の責任者と事前によく打ち合わせるとともに、コンクリート打設時には立ち会うほうがよいでしょう。
(2) 生コンポンプ圧を小さくし、ポンプ配管部分、ホース部分で架橋ポリエチレン管を傷つけないよう十分に注意してください。
構造例
● ホテルホール施工例 ● ホテルロビー施工例
● 老人ホーム施工例 ● プールサイド施工例
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